ウッドデッキ工事(セランガンバツ使用)

日当たりがよく、天気の日にはお茶を飲んだり洗濯物を干す場として長く使ってきた、新築時に造ったウッドデッキ。
定期的にメンテナンスは行ってきましたが、腐朽箇所が増え強度の弱くなった部分が目立つようになりました。
床も一部抜け落ちていたりと、歩くには危険な状態に。

長年共に過ごして愛着はありますがこれをいい機会とし、新しく造り直す事にしました。


見た目はキレイにみえても、中身は腐ってボロボロになっています。
やはり造り替えを決断して正解のようです。
ウッドデッキをまずは解体・撤去から始めます。
さて、材料はどうしよう?腐らない樹脂でできた既製品は、どこか味気ない。いつもなら【桧】で提案するのですが、もっと水や普及に強い木材はないのか?との依頼で色々と検索。
そこで今回は【セランガンバツ(バンキライ)】という木材を採用しました。
門司港レトロのデッキ部分にも使用されている、腐朽に強い木材です。
そのかわり、とても重たい!!!!腐りにくいという事はその分材木の密度が大きいという事なので、重くなるのも仕方なし。資材を運ぶだけでも大変でした(笑)
※余談ですが、インドネシアの言葉でセランガンバツの『バツ』というのは【石】という意味だそうです。
石のように固い木、という事かもしれませんね。
下地の組み方等は桧と変わりありませんが、前述したように木自体がとても固いので、下穴処理をしてビスで止めます。
これをしないとビスが木材の硬さに敗けて折れてしまいます。もちろん、それなりの硬さのビスは使用します。
束石は以前使っていたものを再利用しました。
手摺は必要ないとの事ですので、デッキ部だけで完成です。
この状態で仕上げとなりますので、塗装は必要はありません。
サイズ:W4.5M × D2.7M
工期:1~2日