高気密とは?気密することの利点を学ぼう!


改正建築物省エネ法により、建物の断熱性能は向上しました。
しかし、そこに無駄な隙間があればいくら断熱しても意味がありません。
住宅における【高気密】とは、生活に不要な無駄な隙間をなくすことです。

高気密化のメリットは、下記の3点になると考えています。

 

1:適切な換気計画
2:熱損失の軽減
3:内部結露の防止


 

1:適切な換気計画
 
新型コロナウィルスの出現により、今までは関心が低かった換気について見直されてきました。
 
気密の低い住宅は、強風時などに風圧で換気が過剰になったりします。
冬は隙間風を感じる事もあるかと思いますが、これは室内の暖かい空気が外に出ようとする働きがあるため。
窓が結露する事も、換気不足による要因の一つです。
また、気密の低い家で計画換気をしようとしても、室内が負圧の時に隙間から空気が流入してきちんとした換気を行うことができません。

ゆえに、気密性能が高い=高気密住宅では、適切な換気計画を行う事が出来ます。
 

 

換気には給気と排気、つまり空気の出入り口をはっきりとすることが大事で、そのため計画的に一定の換気を行うことができます。

高気密と計画換気は一体に考えて下さい。どちらか一方だけを行ってもあまり意味がありません。
計画的な換気をするためにも、相当隙間面積C値は少なくとも C = 0.5 cm2/m2 以下、理想は 0.3 cm2/m2 以下を目標にしてください。


水野建設が現在まで施工した15棟の平均C値は
平均C値 C = 0.15 cm2/m2です。

 

 

2:熱損失の軽減

高断熱化をしていくと外気の影響を受けにくくなるため、冷暖房に使用するエネルギーは当然減ります。
ですが、高気密化をしていない住宅は、右の絵のように隙間から空気が流入してくるために換気による熱損失が大きくなります。
そのため、高断熱化だけを進めても、ある一定以上の効果が現れなくなっていきます。

 

 

3:内部結露の防止
 
高断熱化を行い高気密化を施していない家は、冬に室内の湿った空気が隙間から壁体内に侵入し、冷やされ、結露おこします。
これが、内部結露と言うものです。
グラスウールを用いた断熱工法で内部結露を起こすと、濡れたことで空気層が潰れてしまい断熱効果を失ってしまいます。
気密をすることで、隙間風をなくし内部結露を防ぐことに繋がります。

 


換気はお金がかかる?

 

高気密住宅は、機械による強制換気(第1種か第3種、第2種は稀)が必要です。
計画的に換気が可能になり、無駄な熱損失を防ぐことができ冷暖房費の軽減に繋がります。
強制換気を導入したからと言ってランニングコストが大きく増えるという事はありません。

 

私達が採用している機械換気の月々のランニングコスト(諸条件で変わるため、どちらも目安)
 
第3種計画換気システム : 100円/月
第1種計画換気システム : 600円/月
 
※35坪の一般的な住宅で24時間稼働させて0.5回/h以上の換気の場合と想定


気密の測り方は?
 

気密性能は計算では表せないため、左の様な機械で実際に測定して数値化します。
 
室内外に圧力をかけ、その圧力の差で隙間がどれだけあるのかを測定します。
出てきた数値は『C値 = 相当隙間面積』と呼ばれ、この数値が小さければ小さいほど
隙間がない = 気密が良い家 となります。

 

 

 

住宅の高気密化は熱損失の面でも換気効率の面でも、十分効果があります。
高気密住宅を新築する際は、必ず気密測定を行ってください。
ここでC値の低い数値が出ないようであれば、高気密住宅とは言えません。

 

高気密住宅全棟において気密測定を行います。
測定された数値はホームページにて、きちんと公表いたします。