たくさんの本や小物を収納できる部屋を。
高気密・外断熱の良さを十分理解していただいた上、住まいづくりのお手伝いをさせていただきました。
DATA
■福岡県 中間市
■家族構成 : 夫婦
■敷地面積 : 262.69 m2 (79.48 坪)
■床面積 : 1階 :86.83 m2 (26.27 坪)
■仕様 : 高気密・外断熱工法
■C値(相当隙間面積) = 0.07 cm2/m2
■UA値 : 0.47 W/m2K
■換気設備 : 第1種集中換気システム
■樹脂サッシ トリプルガラス
東西に長い、平屋です。
片流れのガルバリウム屋根と窯業系サイディングで構成されています。
東側の境界が高い壁となっていて採光が望めないため、採光に注意して設計しています。
軒先を伸ばして、夏と冬の日射取得に配慮しています。
玄関と隣接して収納スペースがあります。
広さは2.5畳ほど。
下足だけでなく、自転車を置ける広さも確保されています。
ホスクリーンがあると、季節に合わせた上着をかけることができます。
濡れた雨合羽も干しても安心です。
全面に下地を入れたので、棚の追加も可能。
玄関ホールの壁にも小物置きを造りました。
ご夫婦共通の趣味の読書。書庫は絶対に欲しいとのご依頼でした。
壁面は埋込の可動棚と壁付けの可動棚で、本に合わせて高さを自由に変えることができます。
日焼けを防ぐため、明り取りの窓は必要最小限の大きさで提案しました。
玄関収納同様に、後から棚を増やせるように下地をいれています。
18畳とコンパクトにまとめたLDK。
玄関へのアクセスするドアのみ、グリーンの片引き戸を選択しています。
リビング収納も造ったので、物が散らからずに片づけやすいと好評でした。
ここに設置したエアコンは定格暖房5.0Kw、カタログスペックの14畳用になります。
基本的にこの一台で過ごしていますが、夏は就寝時のみ寝室のエアコンを少し稼働しているそうです。
キッチンに併設したパントリー。
可動棚を設置して高さの違うものにも対応しています。
パントリーとはいえ食材に限らず、台所用品やお子様の道具、各種説明書をまとめたファイルなど、用途は多岐にわたります。
お施主様は、100均アイテムを駆使してうまく収納していました。
固定の棚ではできない、様々なライフスタイルに対応できることが可動棚の魅力です。
タンクレスタイプにしました。
トイレの奥の床、丸いものが排気口。排気は床下のダクトを通って屋外へ排出します。
換気の種別に限らず、フィルターは定期的に清掃を必ずしてください。
高気密住宅では換気経路が明確なため、フィルターに埃がたまる頻度は多いです、こまめにチェックしてください。
床面に設置された給気口。
今回採用した一種換気は、床下から給気をする仕組みで外気を床下空間に循環させ、スリットから室内へと給気します。
手をかざすと、空気の流れを感じます。
スリットの裏はメッシュシートが張られているので、物を落とす心配は少ないです。
ユニットバスと脱衣室を区切る壁をくりぬいて、棚を造っています。
ちょっとした物置があると便利です。
あらゆるところで可動棚をたくさん利用した住まいになっています。