倉庫新築工事

趣味の釣り道具や農機具を収納するため、古くなった倉庫を新調したいというO様。どうせ作るのならば、雨や風に強く木を使った外観が良い、との希望です。それでは、施工の様子を見てみましょう。


解体前の既存の倉庫です。
倉庫の中の荷物を移動し、解体します。
よい機会なので、不要な物は思い切って処分する事にしました。
倉庫の基礎となる部分をつくります
左 墨出しの後、基礎から立ち上げたアンカーボルトで土台を固定していきます。
右 基礎工事完了後、土台(桧)を敷いた写真です。通気を確保するため、キソパッキング工法を採用しました。
上棟の様子です。社長(右)もがんばってます
片流れ屋根に板金を葺き、アルミサッシの枠を入れて、防水シートを貼って外壁下地材(胴縁)を施工しました
完成後、内観です。
天井はベニヤ板を貼りました。壁は「柱と外壁までのスペースを上手に使うから」というお施主様のご要望で、内壁は作らずに下地のままにしました。
約10センチほどのスペースですが、有効活用ができそうです。
中段・枕棚を造作し、窓を2ヵ所設けて採光を確保しました。火打ち金物と筋交も確認できます。
土間はコンクリート打ち放し仕上げです。
外観です。
出入り口はアパート用玄関ドアを取付け、施錠ももちろん可能です。
外壁材はお施主様の要望で【他とは違うものを】とのリクエスト。外壁材として使用した桧の板を、デザインを兼ねて※鎧張りにしました。
※鎧張り:上下の板を上の板の下端が下の板よりも外側になるように重ねて張っていくもの、重ね張り。
桧の板には「キシラデコール」という防虫性や腐食に強い塗料をチョイス。
大きなホームセンターでも比較的簡単に手に入るので、外壁面の塗りなおしもDIYで可能です。
立派な倉庫が完成しました。
お施主様には大変喜んでいただき、時期を見て外壁面の塗りなおしを、ご自分で行うそうです。