【輸入資材で造る家】I様邸

古い町並みが残る城下町の萩市。
吉田松陰や伊藤博文といった人物とゆかりのある、歴史ある観光地となっております。
遠方ではありますが、とあるご縁で新築のお手伝いをさせていただきました。

DATA
■山口県萩市
■家族構成: 夫婦 + 子供2人
■仕様: 2×4工法 ※高気密・外断熱工法ではございません
■換気設備: 局所換気


躯体のほとんどを海外(アメリカやカナダ)から輸入された資材を使いました。外壁部分はブリックタイルを張っています。

植栽も多く、緑豊かな外観となっています。


サッシは海外製の樹脂サッシ・ペアガラス。日本製とは違うデザインや納まりは、製造された国の環境や文化の差を感じます。海外では日本のようにアルミを窓廻りに使うことはほとんどありません。

躯体は2×4工法です。職人さんが木材を見ながら、複雑な構造を丁寧に組み立てていき、大きな吹き抜け空間を実現。
1階部分は特に間仕切りがなく、キッチンからリビング、玄関にいたるまで全てオープンです。

システムキッチンも海外製にしました。

作業台は日本のものよりも高く、日本で多い『ペニンシュラ型』(調理しながらリビングを望む、いわゆる対面タイプ)よりも、壁に沿って設置して別に作業台が設けられる『アイランド型』が多いイメージです。

生活様式の違いもあるのでしょう。

前述したリビングの吹抜けが一番の特徴です。玄関ホール、リビング、階段、2階ホールと、すべて一つの空間でつながっています。
開放感のあるとても気持ちの良い空間となりました。

リビングからつながるウッドデッキは、不朽に強い木材を採用しています。

とはいえ木材なので、キシラデコールなどで塗装をお勧めしています。1~2年に一度が目安。そうすることで、長く愛用することが可能となります。

車好きにはたまらない、ガレージも輸入資材で。

愛車の保管やメンテナンス、倉庫の替わりにもなります。防災グッズを保管してもよいかもしれません。

排気ガスがこもらないように、大型の換気扇も設置しています。

撮影のご協力、ありがとうございました。